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2021.05.13

にっぽん丸で日本を楽しもう! ビギナー向けクルーズガイド【後編(船旅の過ごし方編)】

こんにちは、新潟トラベルのハルです。

  • 旅行の醍醐味と言えば…「食事!」が第一声の皆さま、朗報です。
  • “食のにっぽん丸”の呼び名も高いクルーズ船『にっぽん丸』が、なんと新潟港にやってきます!
  • にっぽん丸と言えば、北海道から沖縄まで日本を股にかけ、時には海外へも就航している豪華客船。
  • 一定航路を巡回して途中の乗下船もする多くの海外客船と異なり、1つ1つのテーマに沿った旅程を、その時乗船して頂いたお客様全員で感動を共有して頂く、というスタンスで、中高年の方を中心に幅広い年齢の方に人気の高いクルーズ船です。

そのにっぽん丸が今回新潟からも出港するということで、改めてその魅力についてご紹介していきたいと思います!

ビギナー向けクルーズガイド【前編(お料理、客室編)】はこちらからどうぞ!

にっぽん丸ご利用のコースはこちら!「にっぽん丸クルーズ」ツアー一覧

にっぽん丸だからこその見どころ・楽しみどころは?

▲ にっぽん丸、東京湾付近を航行中!(イメージ)

さて続いては、にっぽん丸の公共エリア(公室)のご紹介です。

これ無くしてはクルーズ旅とは言えない!というものから、こんなところまで充実させちゃったの!?という場所まで、にっぽん丸には船旅を充実させるあくなき情熱が詰まっています。

●ドルフィンホール

  • これぞクルーズの醍醐味!と言えば、やはりショーイベントですよね。
  • それが行われるのが此処、「ドルフィンホール」です。
  • 船内後部の4階・5階が吹き抜けとなっている広い会場で、一流のエンターテイナーによる本格的なコンサートやショーがお楽しみいただけます。

ちなみに、4 階のフロアーはショーの後は華やかなダンスホールとなるのですが、ショーの際の席は普通の劇場や映画館の全員ステージ向きの並びではなく、丸テーブルに4-5名づつ向かい合ってゆったり腰掛けるスタイルなのです。

  • そしてショーが終わったら、徒歩0分で夢見心地からそのまま夢にダイブ…なんてことが出来てしまうのもクルーズ旅ならでは。
  • この贅沢体験、クセになりますよ( *´艸`)

ちなみに今回ご紹介する「初夏の北海道クルーズ」では、マジシャン・新子景視(あたらし けいし)氏による人の脳に直接潜り込み思考を読み取る!という独自のマジック「ブレインダイブ」をお楽しみいただけます。

※ショーの内容により、お座席の配置・席数は異なります。

●グランドバス

  • 日本人にお風呂は不可欠。そしてせっかく旅行に来たなら、広い湯船に浸かりたい!というのが日本人の性(?)。
  • まして船旅が長くなれば、客室のバスルームやシャワー室だけではあまりにも味気ない…と思ってしまいますよね。

お客様の多くが日本人のにっぽん丸だからこそ、そんなお風呂に関する要望はしっかりと押さえています。

  • 3階船尾部分にある「グランドバス」は、展望浴場の名の通り、大きな窓から海が一望できます。
  • またサウナも完備しているので、ちょっと運動した後やリフレッシュにもご利用いただけますよ!

※天候によりご利用いただけない場合があります。

●リドテラス、プール

驚くなかれ、にっぽん丸にもプールがあるのです!

  • こちらは7階中央部にある「リドテラス」、そしてその中央には長さ7.7m×幅3.35m、水深1.5mと小ぶりながら、水温は通年30℃ほどと快適な温水プールがあります。
  • しかもプールの上はスライディングルーフで屋根がオープンするので、リドテラスの南国リゾート風の雰囲気とあいまって、ここだけパッと開放的な雰囲気です。
  • 水平線を眺めながらプールに入ってみたい!という方は、ぜひ旅行カバンに水着をお忘れなく。

なお、プールサイドにタオルは用意されていますが、更衣室はありませんので、客室で着替えてバスローブなどをまとってお越しくださいね。

●ホライズンバー

  • シックな雰囲気が堪らないこちらは、昨年のリニューアル時に新たに誕生したバー「ホライズンバー」。
  • 人気の高かったバー「ネプチューン」を踏襲しながらも、さらに落ち着いた“大人の居場所”が作られています。
  • 7階船首側のホライズンラウンジの一角にあるのですが、バーテンダーが腕を振るうカウンターの様子は、一歩足を踏み入れた途端に都会の老舗バーの趣き。
  • 船らしい丸窓が並んでいるのですが、それさえもバーの雰囲気を引き立ててくれています。
  • せっかくドレスアップしたのですから、ぜひカクテル片手に大人の夜を堪能してみてはいかがでしょうか?

※ホライズンバーの飲食は別途有料です。

●eカフェ&ライブラリー

  • 夜はイベントが目白押しだけど、さて日中はどうしよう?という方にお薦めしたいのが、こちらも昨年リニューアルされた「eカフェ&ライブラリー」です。
  • 本のラインナップが豊富なのはもちろんなのですが、それをじっくり読み耽るための空間の心地よさがますますアップしました。
  • 船内5階中央部にあり、海を眺めながら飲み物片手に過ごす書斎、といった落ち着きある雰囲気のこの空間。
  • 中に入ると、壁に並んだ書架とプロの手仕事を再現したコーヒーマシンからくる香りが、訪れた方の知識欲と鼻腔をくすぐってきます。

ちなみにこちらの本は貸し出しも行っているので、客室はもちろん、デッキのお気に入りの場所を見つけて、本の世界に浸ってみるのはいかがでしょうか。

※eカフェの飲み物は別途有料です。

クルーズの旅で気になる「あれこれ」

さて、にっぽん丸クルーズに乗ってみようとお考えの方に必見、いざ船旅!と考えたときに気になる「あれこれ」についてを簡単にまとめてみました。

Q.ドレスコードってなに?

ドレスコードとは、主にホテルやレストランなどが、そのお店の雰囲気を演出するために、「店員のみならずお客様にもその雰囲気を共演して頂こう」との思いから、他人に不快感を与えない配慮や心遣いで定めている服装の規則のことです。

  • にっぽん丸でも、「日中は自由な服装で過ごし、夕方以降は大人の社交の時間を楽しもう」という考え方でドレスコードが定められています。
  • またドレスコードにもいくつか段階があり、にっぽん丸の各クルーズのドレスコードがどれなのかは、乗船前の「クルーズのしおり」でお知らせしています。
  • カジュアル
  • 気取り過ぎず普段着にならない、シックな着こなしで大人の夜を楽しみましょう。
  • 決して「ラフになり過ぎない」ことがポイントです。
  • 夕刻以降のパブリックスペースでは、ジャケットなどの上着のご着用をおすすめします。
  • セミフォーマル
  • 目安は、お洒落なレストランやクラシックコンサートへ出かけるようなスタイル。
  • 男性はいつものネクタイにカラーシャツを合わせてみても。
  • 女性はドレッシーなブラウスや、小物をアレンジして華やかさのある装いを。
  • フォーマル
  • 男性は華やかなネクタイやチーフなどでアレンジを楽しんでは。
  • 正統派のタキシードもおすすめです。
  • 女性はイブニングドレスなど、いつもとは違うエレガントな装いを。

※出典:にっぽん丸サイトより引用

  • 今回ご紹介する「初夏の北海道クルーズ」では、夕食以降の時間に「カジュアル」のドレスコードをお願いしています
  • ドレスコードといってもあまり身構えず、ポイントを押さえて雰囲気を楽しむ余裕を持ちましょう!
  • なお、ドレスコードをお願いしている時間帯は「船内新聞」でご案内しています。
  • あ、日中はドレスコードはありませんので、寄港地での観光をする方はもちろん、船内でも過ごしやすい服装でお越しくださいね。
  • 他にもクルーズによっては「テーマナイト」というものもあり、その際には民族衣装・ゆかたなどを着て船旅を楽しむことも出来ます。
  • 船に乗る前に荷造りをしながら、この日は何を着ようかな?と考えるのも旅の楽しみの1つですよね!
  • ただし、ここはあくまで船の上。
  • 安全上、サンダル(またはバックストラップのないミュールやピンヒールの履物)などは事故防止のためご遠慮下さい

ちなみに、船内に衣装レンタルはありませんが、ヘアセットの出来る美容室は7階スパ&サロンにありますよ。

Q.船酔いしないの?

  • にっぽん丸は、横揺れを防止する装置(フィン・スタビライザー)を装備しています。
  • ですので航行しながらショーを楽しむ、あるいはディナーやダンスを楽しむ、ということが当たり前にご案内出来るくらい揺れが少ないのが自慢の一つでもあります。
  • とはいえせっかくの旅行ですし、万全を期すならあらかじめご自身の体質に合うお薬をご持参くださいね。

また、もし急病やお困りの際は、無理せず内線電話などで2階の「フロントデスク(24時間対応)」へお問い合わせください。

Q.携帯電話って繋がるの?

陸地に近い国内停泊時や沿岸航行中は、携帯電話をご利用いただける海域も一部ありますが、特に沖合の海域では難しい場合もあります。

  • 有料サービスですが、客室をはじめ、船内全体(ドルフィンホールを除く)にて、ご持参されたパソコン、タブレット、スマートフォンなどでご利用可能なWi-Fi 接続サービスを提供しています。
  • なお、それでも衛星移動通信回線の都合上、通信状況は天候により左右されることがあるほか、お客様が普段 陸地でご使用のインターネットサービスと比較して通信速度が遅い(陸上の光通信に比べて5 〜30 倍以上の時間が必要となります)ことはあらかじめご了承ください。
  • また、YouTubeなどの動画や、LINEの無料電話やIP 電話などの大容量通信はご利用いただけません。

そしてマナーとして、他のお客様のご迷惑にならないよう、通話はデッキまたは客室でお願いいたしますね。

Q.お洗濯ってできるの?

  • 旅が長くなればなるほど、旅行の荷物は極力減らしたいもの。
  • また船内や寄港地でのアクティビティで汚れた服を、そのまま下船するまでカバンの中で放置しておく…というのは、やはりストレスのひとつではないでしょうか。
  • にっぽん丸には3階と5階に24時間利用できるセルフランドリー室があります。
  • こちらには洗濯機・乾燥機・アイロンがあるほか、洗剤・柔軟剤・アイロン用スプレーのりなども完備しています。
  • ※5階セルフランドリーは5階・6階のお客様専用となります。

また有料ですが、3 泊以上のクルーズの場合は、お部屋備え付けのランドリー袋で洗濯をお願いするホテルスタイルの「ランドリーサービス」も行っています。

なお、いずれもドライクリーニングは取り扱っていませんのでご注意を。

しかし、荷物も軽くできるし、旅行中でもお洗濯をしてしまえれば、家に帰ってたくさんの汚れ物を前にブルーにならずに済む…というのは大きいのではないでしょうか。

Q.船内のスケジュールや情報収集は?

イベント目白押しのにっぽん丸ですが、それだけに「ふと気が付くと、お目当てのショーが終わっていた…」や、「夕日を見逃してしまった…」なんてことになるとガッカリですよね。

  • にっぽん丸では、そんなガッカリ事故を避けるべく、また船内ライフをより満喫いただくべく、ありとあらゆる情報をギュッと満載した船内新聞「Port & Starboard」を発行しています。
  • ▼ 船内新聞サンプル

※出典:にっぽん丸サイトより引用

こちらは毎夜 各客室にお届けされており、翌日のイベント情報や日の出・日の入りの時刻はもちろん、各種サービスや施設の営業時間、ドレスコードの適用時間帯やエリア、寄港地の入港・出港時刻やオプショナルツアーなどなどの多彩な情報をご案内しています。

  • 船内新聞を受け取ったら、まずはくまなく内容をチェック!そして明日はどう立ち回るかをじっくり計画する…というのが、にっぽん丸の旅の楽しみでもあり、なかなか重要な要素なんですよ。
  • といっても、そんな事わざわざ言わなくても、船内新聞自体が面白いので、ついつい隅から隅まで読んでしまうんですけどね(^-^;

Q.特別な配慮を必要とする場合は?

にっぽん丸は“動くホテル”のような存在ではありますが、なにぶん船である以上、急には出来ることと出来ないこと、そして事前にお知らせ頂ければ大丈夫なことがあります。

船内で万全のおもてなしをさせて頂くため、にっぽん丸がご予約時の事前連絡をお願いしているものは、一例ですが以下の様なものです。

●車いすをご利用のお客様、お体の不自由なお客様

  • 船内では車いすのご利用は可能です。ただし電動車いすは船内ではご利用いただけません。
  • また、車椅子のご利用に配慮したお部屋タイプ※もございます。
  • ※4階スーペリアステート27㎡(入り口の幅:80cm、バス付)、備品の詳細についてはお問い合わせください。
  • なお、お客様の状況によっては、状況により介助者の同行などを条件とさせていただく場合や、当初の手配内容に含まれていない特別な配慮・措置が必要になる可能性があります。
  • その場合はご相談させていただきますので、必ずご予約時に確認の上、ご連絡ください。
  • また、にっぽん丸が直接接岸できる岸壁のない小さな港に寄港する場合、「通船(テンダーボート)」という小型艇でにっぽん丸と岸壁を行き来する事になるのですが、安全上車いすに乗ったままでの通船による乗下船はお断りさせていただいております。
  • 通船に乗り移る際に足元が不安定になるため、お体の不自由なお客様も上陸をお断りする場合があります。
  • ※なお、今回ご紹介する「初夏の北海道クルーズ」で寄港する白老港・釧路港は、ともに通船を利用しない寄港地です。
  •  にっぽん丸が直接岸壁に接岸し、乗下船していただきます。

●特別食、お子様向けの食事をご希望のお客様

  • にっぽん丸でご案内できる特別食は、減塩食・ノンオイル食・ベジタリアン食・食物アレルギー対応食です。
  • 船内での夕食時に限り、対応可能な範囲でご用意するほか、ご乗船後にサービス担当者との打ち合わせをお願いする場合があります。
  • ※なお、一日の摂取量(塩、油)など細かな制限や嗜好(好き嫌い)への対応はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
  • ※提供する料理は完全な食物アレルギー対応食ではありません。また、対応できる特別食数には限りがあります。
  • 合わせて、商船三井客船「食物アレルギー対応ポリシー」https://www.nipponmaru.jp/food_allergy/もご確認下さい。
  • お子様向けのお食事(セーラーキッズディナー)は、お食事の内容・量は幼児向けとなり、船内での夕食時に限り、2~5 歳までの幼児を対象にご用意します。
  • ※2歳未満は有料にて承ります。

●妊娠中のお客様、透析が必要なお客様、

 酸素濃縮器などの医療器具を持ち込む場合、医療用廃棄物(注射針など)がある場合 など

  • 特別な配慮・措置が必要な可能性のあるお客様は、船会社指定の承諾書・健康アンケート等の提出が必要となりますので、お申込み時に必ずお知らせ下さい。
  • また医療用廃棄物は、備え付けのごみ箱にお捨てになりませんようお願いします。
  • こちらの船内処理をご希望の方は、客室に専用容器をご用意させていただきますので、事前のご連絡をお願い致します。

※2020年10月現在:新型コロナウイルス感染症の症状が重症化しやすい呼吸器疾患用医療器具(酸素ボンベ・酸素濃縮器等)をご利用の方2歳未満の乳幼児は乗船をお断りしております。

  • 以上、一例をご紹介しましたが、人によって気になることは千差万別です。
  • 上記に限らず、少しでも「これはどうなのかな?」ということがあったら、まずはご相談いただくのがお客様にとっても最良だと考えます。

Q.感染症対策は?

  • 現在 日本はもとより、世界各国で感染が広がりつつある新型コロナウィルス感染症。
  • 先日も他社クルーズ船内で発症された方がいらっしゃったことが、記憶に新しい方もあるかと思います。

多くの方々が一つ屋根の下で一定期間生活を共にするクルーズ船だからこそ、にっぽん丸でも感染症対策は徹底しています。

●商船三井客船「新型コロナウィルス感染症への取り組み」https://www.nipponmaru.jp/infection/

  • お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

  • さて、今回はにっぽん丸船内の見どころ・楽しみどころと、クルーズ旅行の気になるあれこれについてご紹介させて頂きました。
  • だんだんとにっぽん丸での旅のイメージが掴めてきましたでしょうか?
  • 次回は、今回ご紹介する「初夏の北海道クルーズ」の寄港地、北海道の白老町や釧路市についてご紹介したいと思います。
  • それでは、ボンボヤージュ♪

にっぽん丸ご利用のコースはこちら!「にっぽん丸クルーズ」ツアー一覧