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2020.08.21

新型コロナウィルス感染拡大前…最後のハワイ

こんにちは、新潟トラベルの山崎です。

新型コロナウイルス感染症拡大のため、現状海外へのツアーは皆無となっております。業務上、やむを得ず渡航される方は若干いらっしゃいますが、目下「旅行」では出掛けられない状況が続いています。

  • 私は今年、2月中旬に「ハワイ島、オアフ島2島めぐり4泊6日間」のツアーに添乗員としてご一緒してきました。
  • この旅行も催行するか中止するかで直前まで悩みに悩みましたが、「新型コロナウイルス」を警戒しつつも、お客様のたっての希望もあり出発する事となりました。
  • 結局その後状況が好転することはなく、私も海外旅行としてはこちらが最後の添乗となってしまいました。
  • そこで、様々な意味で思い出深い旅となった、今は行けないハワイについてお話いたします。

1日目:成田空港からハワイ島へ

  • 成田空港より日本航空のハワイ島コナ空港直行便で向かいました。
  • 人気路線でしたので、予約時は座席を確保するのが大変でしたが、いざ搭乗してみますと7割程度のお客様しか搭乗しておらず、驚いたのを覚えております。
  • 思えば当時、航空業界にも新型コロナの影響がいよいよ出始めた頃でした。現在では世界で1番の感染者数を記録してしまったアメリカにも感染者がさほどおらず、少し安心した気持ちでの出発でした。

コナ空港到着後、さっそく定番の半日市内観光を楽しみました。コナの街中のショッピングセンターなどを散策し、昼食はアメリカンサイズのシーフードハンバーガー(フライドポテトが食べきれないほど載っていました)を食べて、コナコーヒー園などを巡り、早めにホテルへ向かいました。

今回の宿泊は、「ワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ」にて宿泊。 ワイコロアのショッピングセンターなども徒歩圏内で、立地条件は最高の場所です。プライベートビーチも併設されており、長期滞在にも向いているホテルです。もちろん日本語スタッフも常駐しておりますので安心です。

夕食は、参加者の皆様とホテルのガーデンレストランで夕食を取り、時差ボケしない様に早めの就寝となりました。

  • ハワイと日本の時差は19時間もあります。日本の方が19時間早いので、日本を深夜に出発すると、日付上は変わらず、「同日の朝」にハワイへ到着します。
  • 私の場合、この時差に対抗する策としては、一にも二にも「眠ること」。往路の飛行時間は、地球の自転を利用しても7時間ちょっとかかりますので、これを利用して体を休めておくと、現地に到着したあとも比較的むりなく過ごせますよ。

ちなみに帰りの飛行時間は約10時間です。疲れを溜めないようにご注意くださいね。

2日目:ハワイ島一周観光

  • この日は車に乗り、ハワイ島一周観光に向かいました。
  • ワイピオ渓谷やアカカの滝、黒砂海岸、岡田将生主演の「ホノカアボーイ」の舞台・ホノカアの街など、定番どころばかりではありますが、私自身は何年ぶりかの来訪だったので、改めてみると新鮮な感じがしました。
  • お客様も、ハワイ名物の揚げパン「マラサダ」や本場の「ロコモコ」を召し上がって大満足でした。

3日目:ハワイ島からオアフ島へ

  • この日は、ハワイ島からホノルルのあるオアフ島への移動日です。
  • ハワイの国内線は「ハワイアン航空」を利用しました。日本の国内線と違うのは、国内線であってもチェックインの際に身分証明書の提示を求められることです。日本から観光で来られる方であれば、パスポートを提示すれば大丈夫です。
  • 預ける手荷物のセキュリティにも時間がかかる場合も多いので、朝食後余裕をもって空港に向かいました。
▲ ホノルル空港の虹とハワイアン航空

国内線にておよそ1時間弱、ホノルル空港へ到着したあと、私もさすがにアメリカンな食事に飽きてくる頃合いだったので、中華街の真ん中の「レジェンド・シーフード・レストラン」で飲茶を食べました。

  • 昼食に中華料理、と思い浮かべるのは日本人か中華系の方々ばかりだったのか、そのとき偶然私のまわりは中華系の方々ばかりでした。
  • 隣のテーブルから聞こえてくる中国語の会話で、当時新型コロナウィルス流行の中心地であった中国のニュース映像がふと思いだされ、食後中華街の近くにある「ハワイ出雲大社」で感染がこれ以上広がらないよう、祈らずにはいられませんでした。
  • この日のホノルルでの宿泊ホテルは、ワイキキの街中で立地条件が良く、プライベートビーチを保有している「アウトリガー・ワイキキビーチ・リゾート」でした。
  • 設備も充実しており、添乗員としても安心してご案内できるホテルです。もちろん日本語スタッフもおります。

今、改めて写真を整理してみると、本来観光客が大勢いるはずの「カラカウア大通り」や「ホノルルビーチ」も、人通りや泳いでいる人がこころなしか閑散としている感じがします。

4日目:ホノルルを満喫!

  • ハワイと言えばホノルル!参加者の皆様もほとんどがリピーターで、ホノルルは何度も行かれているお客様も多かったので、この日は自由行動としました。
  • 天気にも恵まれ、皆さんお好きな場所へ行かれたり、お好きな食事を召し上がったりして、満喫されたと思います。
  • 私は、ホノルルの自由行動の際に必ず訪問する場所があります。
  • 一つ目は、広大な園内に様々な動物がいる「ホノルル動物園」です。「アウトリガー・ワイキキビーチ・リゾート」から徒歩で15分という立地も好ポイントで、ここで“ボ~~”としていると、日頃の疲れを忘れます。
  • 動物園でリフレッシュしたら、次に向かう場所は「ワイキキ水族館」です。ホノルル動物園から徒歩5分程度の海沿いにあります。規模は小さいながら、こちらも様々な魚が泳いでいて癒されます。

私は愛煙家なので、癖でつい普段からたばこを吸う場所を探しながら行動しています。現在のハワイでは、建物内での喫煙はほぼ出来ませんが、その反面喫煙できる場所を探しながら歩いてみると、いつもとは違った視点で歩くので、普段気付かないものに出会うこともできるのが、また一つ私の楽しみでもあります。

探索ついでに途中で「ABCストア」で飲み物や食べ物を購入し、公園などの日陰でゆったり食べるなど、これもまた旅の醍醐味ではないでしょうか。闖入者に遭遇する事もあります。

夕食は、ハワイの老舗ステーキハウス「ハイズ・ステーキ・ハウス」にて全員でディナーを楽しみました。最後の晩となると大盤振る舞いをしてしまうのが人のさが、1本10,000円もするワインなどを楽んでしまいました。

  • こちらのお店はドレスコードがあり、本来サンダルやTシャツでは入れないのですが、地元の方々はあまり気にしていない様でラフな服装の方が多く見受けられました。
  • ドレスコードとは「お店にしてほしい対応を、暗に身なりで表現するもの」であると思いますので、ご自身の判断でゆったり過ごされたい場合は、それでも良いのかもしれません。
  • お店の入り口は駐車場の奥のため見つけにくいのですが、中に入ると一転内装は素晴らしく、調度品も意匠を凝らされたものばかりでギャップにビックリしました。
  • 日本語のメニューもありますし、ここでももちろん日本語スタッフが居てアテンドしてくれます。
  • 最後のデザートは、目の前で仕上げのパフォーマンスをしていただいたりと、目でも舌でも満喫させていただきました。
▲ 我慢しきれず、写真を撮る前にちょっと食べてしまいました…。

5日目:帰国の日(日付変更線を跨ぐので、日本に到着すると6日目)

  • いよいよ帰国の日。早朝にホテルを出発し、送迎バスでホノルル空港へ移動します。
  • この際、前日24時間前から行える「プリチェックイン」済ませておくと、当日チェックインをする際は機械にパスポートを読み込ませるだけの手続きで搭乗券が出て来るので、とても便利です。

搭乗者は往路同様に少なく、やはりじわじわ報道の影響が出ていると感じました。

  • また、成田空港に到着した際にも検疫検査があります。
  • 当時新型コロナウィルスの感染が無かったハワイから帰国した私たちは、サーモスタットの前を通過するだけだったのですが、東南アジア方面からの入国者は、その頃すでに検査が厳しくなっていたようで、検査を受ける方で300名程の列になっていました。
  • 当時満々席で運航している航空機は無かったとしても、通常航空機1台から降りる搭乗者は100名は下らないはずです。やはり新型コロナウイルスの影響が徐々に出て来たんだな、と改めて実感すると同時に、急速な感染拡大に孤軍奮闘している空港の様子を垣間見た光景でありました。

旅行を振り返って

  • 帰国後2週間以上が経ち、その後皆様に連絡したところ、何事もなく感染もしていなかった事が確認でき、一安心いたしました。
  • 新型コロナウイルスの収束が確認出来ましたら、またハワイへ行きたいと、皆様口を揃えておっしゃっています。
  • 切に新型コロナウィルス感染症の収束を願うばかりです。
▲ 筆者!
ワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパのビーチにて