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2020.10.09

中華料理世界選手権と大連への旅

こんにちは、新潟トラベルの山崎です。

新型コロナウィルス感染症の影響から、日本と諸外国との行き来が依然厳しい中ではありますが、千里の道も一歩から、少しずつ状況が改善される事を願って、地道な交流の糸を途切れさせないようにしたいと思う今日この頃です。

そこで今回は、昨年2019年8月に私が訪問した大連と中華料理世界選手権についてお話ししたいと思います。


  • 昨年の話となりますが、8月22日・23日の2日間(大会そのものは24日までの3日間)、中国・遼寧省の南部にある大連の中心街から、自動車で東へおよそ90分程で着く海沿いの観光地・金石灘(きんせきたん)で“2019年「魯花杯(Luhua Cup)」中国料理世界選手権”が開催されました。
  • この大会が料理界においてどの様な位置付けになっているかは、私はその時寡聞にして知りませんでしたが、この大会に参加する日本代表の一員に、弊社のグループ企業である「新潟グランドホテル」の小田中華料理総料理長が選ばれ、その際に私も添乗員として、応援も兼ねて久しぶりに大連に行って来たのでした。

2019年「魯花杯(Luhua Cup)」中国料理世界選手権

  • この中国料理世界選手権は、5時間で30人前の中華料理のフルコースを作り、その出来栄えを競います。
  • 様々なルール・規則もある中、味だけではなく創造性や独創性、キッチンの清掃状態に至るまで、ありとあらゆる事が審査対象となる総合的な料理コンテストです。
  • リゾート開発真っただ中の金石灘で、海沿いにあるフードコートが今回の大会会場だったため、普段の厨房とは勝手の異なる設備に苦戦し、また応援する観客の方も、本来は観客席が無いところでの応援でしたので、色々な意味で苦労させられました…。

苦心の末、世界各国と本場中国本土から選抜されてやってきた50弱のチームが参加したなかで、日本チームは…見事銀賞を取ることが出来ました!

▲ 日本チーム:左から3番目が小田料理長、その右隣が小薇監督

私なぞが入賞に帰依出来たわけではないのは分かっていますが、並み居る強豪を押さえての国際大会入賞は、そこに至るまでの苦労や腐心を知っていただけに本当に喜ばしく、また日本人の一人としても素直に嬉しく感じました。

大連市内と旅順観光

さてここからは、戦士の休息ということで、大連の観光地をご紹介します。

  • 大連に来たら必ず見て頂きたい場所は、「中山広場(ちゅうざんひろば)」でしょう。
  • 時間が有りましたら、車ではなく自分の足での散策をお薦めします。
  • 戦前日本人が多く住んでいた大連は、日本との関連の深い当時の建築物が今も多く残っています。
  • 例えば、大連鉄道有限責任公司(旧満鉄本社ビル)、大連賓館(旧ヤマトホテル)、中国銀行(旧横浜正金銀行)、大連市人民政府(旧関東州庁)、大連市司法局(旧高等法院)などなど…。
  • 少し思い浮かべるだけでも、実に多くの貴重な建築物が現存しているのです。
  • 中国貿易の窓口である大連は、現在でも多くの日本企業や日本人が住んでいます。
  • 近代化も進み、高層マンションも数多く建設されていますが、一方で旧ロシア人街や旧日本人街などの歴史的建築物群も残されており、それら風情ある街並みと近代的なビル群とが併存しているのが大連の特徴でもあります。
  • 大連中心街から車で70分程西へ行きますと、渤海に突き出した遼東半島の先端にある観光都市・旅順(りょじゅん)が在ります。
  • 旅順といえば、司馬遼太郎の『坂の上の雲』でも描かれた203高地や、東鶏冠山、旅順港を一望できる白玉山など、19世紀末以降の戦争関連遺構・見学地があり、大連から日帰りで訪れられる手軽さもあって、日本からの観光客も多数訪れる街です。

国際貿易港である大連と並んで、今も軍港の街として中国の玄関口の一つを担う旅順は、今も昔も大小の船が行きかう要衝であることに変わりは無いようです。

大連での食事

  • 大連は中国の東北部遼寧省に在るので、料理も「中国東北料理」が中心です。
  • 東北料理の特徴は、降水量と気温の関係から、米食より小麦やトウモロコシを主とした食事スタイルに、寒い土地柄を反映してトウガラシなどを使った辛い料理が多くあります。
  • なかでも最も有名な料理は「餃子料理」です。
  • と言っても、食べ方は日本と違い水餃子や蒸し餃子が中心で、焼餃子は前日に餃子が残ったら焼いて食べる程度だとの事。
  • 辛い料理の代表格としては、日本でももうお馴染みとなった、辛いスープで具材を煮込む「火鍋料理」が有名です。
  • その他に、海が近いので海鮮を使った料理の種類が豊富であることも、「辛い中国料理」というと日本人がまず思い浮かべる四川料理と東北料理との違いだと言えます。
  • 更にそこへ、遼寧省という土地柄から、北朝鮮料理やロシア料理、モンゴルなど遊牧民の流れを汲む豪快な羊料理まで楽しめたり…と、大連はまさに「食と文化の交差点」であると言えるでしょう。
  • 今回お供させて頂いたのが日本でもトップクラスの料理人(しかも中国料理の専門家!)ばかりという事で、私もその舌を満足させられるか内心ドキドキしていたのですが、皆様和やかに談笑されて舌鼓を打っておられたので、杞憂であったとこっそり安堵の息を吐いておりました…。

今回は富山空港から大連への中国南方航空の直行便でひとっ飛び、という3泊4日で大連・旅順を訪れましたが、他にも北朝鮮と鴨緑江を挟んで北朝鮮と向かい合いあう丹東の街や、ユネスコ世界遺産に登録された瀋陽故宮を擁する東北随一の大都市・瀋陽までをぐるりと廻るツアーが可能ですし、新潟空港からハルビンへ向かう直行便を利用すれば、瀋陽や丹東、大連はもちろん、内モンゴル自治区の方へ足を延ばすことも可能です。

  • ※2020年9月現在:富山発→大連行き(中国南方航空)および新潟発→ハルビン行き(同)は、2020年10月24日まで運休となっております。
  • また渡航を検討される際は、外務省の「海外安全ホームページ」を確認するほか、中国当局のホームページや在京大使館に直接確認をするなど、最新の情報を十分に確認下さいますようお願い致します。

それにしても、今回このブログを書いて改めて大連でのことを思い返したら、何だか妙に中国でのあの味が恋しくなってきてしまいました…。

未だ海外旅行へ行くのが難しい状況が続くと思われますので、とりあえず今日の昼食はなにかガツンと辛い料理を食べに、新潟グランドホテルの中国料理レストラン「慶楽」へ行ってきたいと思います。

皆様も本場も認めた味を召し上がってみては如何ですか?