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2020.10.19

さて、この絵は何処でしょうか?②

こんにちは、新潟トラベルです。

  • 前回に引き続き、今回も過去 私が添乗で訪れた観光地の写真を基に、手遊びに絵を描いてみました。
  • (全くつたない絵ですので、敢えて名前は伏せさせていただきます。)

さて、この絵はどこの国の風景かお分かりでしょうか?

  • この国には、通算すると10回程は訪問したことになります。
  • 大韓航空を利用の場合はおもにソウル経由、または日本からの直行便も、全日空がこの国の以前の首都に就航しています。

左側の絵は、この旧首都から北東へおよそ200kmに位置するチャイティーヨー山の頂上にある巨大な岩壁の上、そこで落ちることなく留まっている高さ約7mの丸い岩です。

このインパクトある岩の名前は“ゴールデンロック”。参拝に訪れた人々によって金箔が貼られ、黄金に輝いていることから、この名が付けられました。

▲ 左の絵:ゴールデンロック(イメージ)
  • 岩の上には更に高さ約7mのパゴダが建てられています。
  • この何とも不思議な景色と、落ちそうで落ちない岩のパワーにあやかりたいと、国内の人々は勿論、インスタ映え間違いなし!と多くの外国人観光客達もこの場所を訪れます。
  • ただし、此処へたどり着くまでのアクセスは一筋縄では行きません。
  • まず山の麓のキンプンまで、旧首都からバスを利用して約4時間。
  • 問題はここからで、麓から山頂近くまでは急勾配のため、やはり車で移動となるのですが、其処で使われているのはトラック。
  • それもいわゆる3tトラックの荷台を改造し、ベンチ状の座席(もう少し頑丈ですが)を取り付けただけという、日本ではまずお目に掛かれないような乗り物で移動することになります。
  • ちなみに道は一応舗装されてはいますが、このトラックに屋根は付いていません。
  • 雨が降れば当然荷台の乗客たちは濡れてしまいますので、雨季に訪問するのは避けた方が良いでしょう。
  • 単なる荷台でしかないので、掴まるところは手すりしかないばかりか、自分の体は勿論、スーツケースもしっかりと自分で押さえ付けるしかありません。
  • その状態で揺られること1時間、ようやく山頂近くまで到着します。
  • が、苦行はそこで終わりではなく、更にここから岩のある頂上までは徒歩移動で(当然スーツケースも引きながら)、30分程度は上り坂を歩くことになります。
  • なお、チップが必要にはなりますが、人夫4人がかりの籠で山頂まで運んでもらう方法もありますので、体力に自信の無い方は絶対そちらがお勧めですね。
  • 2年程前にロープウェイが新しく設置されたそうで、これからはさほど苦労しなくとも頂上へ行けるようです。
  • なお、ゴールデンロックに触ることができるのは男性のみで、女性は触ることができません。また、金箔は山頂で売られていますが、貼り付けられるのも男性だけになりますのでご注意下さい。
  • いずれは女性も触ることができるようになるのでしょうが…。

  • 一方右側の絵は、この国のほぼ中央部、以前の首都から国内線で所要2時間程の移動で到着することができる古都バガンにある“バガン遺跡群”です。
  • カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールとともに世界三大仏教遺跡の一つに数えられ、昨年2019年に世界文化遺産に登録されました。
▲ 右側の絵:バガン遺跡(イメージ)
  • エーヤワディー川のほとりに開かれたこの古都は、大河の流域に果てしなく広がる大平原にあり、照りつく太陽の下、乾いた大地に大小さまざまな寺院・仏塔が点々とはるか遠くまで続いており、実に3000もの仏教建造物が今も残っています。
  • 時間があれば是非1泊して、夕陽に赤く染まる大地とパゴダとのコンラストを眺め、更に翌朝には気球に乗って朝日に輝く大平原の雄大な景色を観ることをお薦めします。

さて、答えはもうお分かりでしょうか?

旧首都の名はヤンゴン(2006年にネピドーに遷都しました)、国名はミャンマーです。

  • この国は大きく分けて8つの民族、少数民族を合わせると135もの民族がいると言われており、人口の約6割をビルマ族が占めることから、以前は国名を“ビルマ”と呼んでいました。
  • 建国の父の娘であるアウンサンスーチーさんが2010年に軟禁状態を解かれた頃から、日本でも取り上げられるようになってきています。
  • 私が訪問した2011年には、ホントにたまたま偶然にも地方遊説中のアウンサンスーチーさんにお会いでき、写真撮影や握手までしていただきました。
  • その手はあれから未だ洗っていません…(心の中では)。